INDONESIA / CENTRAL ACEH
赤道直下に、涼しいコーヒーの楽園がある。
北緯およそ4度。赤道から500キロほどの山の上に、標高の高さが涼しさをつくるコーヒーの産地があります。
産地 ·
スマトラ島の北の端、アチェ州の内陸に、Gayoと呼ばれる高地が広がっています。Gayoはコーヒーの品種の名前ではありません。この山あいの土地と、そこに暮らしてきた人々の名前です。高地は中アチェ県を中心に、隣の県にまたがっています。
赤道に近いのに涼しいのは、高さのためです。コーヒーが育つ主な斜面は、標高およそ1,200〜1,700メートル。地理的表示の取り決めでは、この一帯の3つの県で、標高900〜1,700メートルの範囲で育ったArabicaが、Gayoの名を名乗れます。
雨はよく降ります。取り決めの資料では、年間の降水量を1,800ミリあまりとしています。地質は火山に由来するところが多く、北のBener Meriah県には、今も活動を続ける火山Burni Telongがそびえます。ただし、土の性質は畑ごとに違います。
中心の町Takengonは、Laut Tawarという湖のほとりにあります。湖面の標高は1,200メートルを超え、長さはおよそ17キロ。湖を囲む丘の斜面にも、コーヒーの畑が点在しています。
2017年、「Kopi Arabika Gayo」は、インドネシアの産品として初めて、EUの地理的表示に登録されました。土地の名前そのものが、守るべき産地の名として認められたのです。
一杯のコーヒーの向こうに、霧の切れ間に重なる山並みと、斜面に並ぶコーヒーの木を思い浮かべてみてください。
この高地から届くロット
EAST COMMON COFFEEでは、Gayo高地のPantan Musaraから届くArabicaを扱っています。標高は1,400〜1,700m。精製は7通りから選べます。価格とフレーバーノートは、確定しだい掲載します。
NEWCROP 13
Gayo Pantan Musara
- ORIGIN
- Pantan Musara, Gayo, Central Aceh(インドネシア)
- VARIETIES
- Bourbon・Abyssinia・Ateng・Tim-Tim・Lini-Sの混合(収穫ロットにより、AbyssiniaまたはBourbonの単一品種)
- ALTITUDE
- 1,400〜1,700m
- PRODUCER
- —
- PROCESS
- 全7種から選べます
- FLAVOR NOTES
- —
参考にした資料
- 欧州委員会実施規則 (EU) 2017/870(Kopi Arabika Gayo の地理的表示の登録)
- PGI Kopi Arabika Gayo 仕様書(第9版、2016年7月。標高・降水量・地質)
- Indonesia Investments「Gayo Arabica Coffee Awarded Protected Status by EU」
- Mongabay Indonesia「Lut Tawar, Danau Sejuk di Dataran Tinggi Aceh Tengah」(2017)
- CNN Indonesia「Status Waspada, Pendakian Gunung Burni Telong Aceh dan Lokon Ditutup」(2025)
標高・降水量は地理的表示の資料にある一帯の値で、畑ごとに異なります。挿絵は景色の雰囲気を描いたもので、特定の農園を写したものではありません。