Cold Brew — 熱を使わず、時間で引き出す
2026-10-21
Cold Brewは、粗く挽いた粉を水に浸け、冷蔵庫や常温で長い時間をかけて引き出す方法です。熱を使わない代わりに、時間を使います。
何が違うのか
温度が低いと、成分が溶け出す速さはぐっと遅くなります。成分によって溶け出しやすさの変わり方が違うため、湯で淹れたものと比べて、苦味や酸の出方が穏やかで、まろやかに感じられることが多くあります。
その分、湯なら数分で済むところに、半日から一日をかけます。
Time & temperature
抽出にかける時間と、湯の温度
- Espresso25〜30秒
90〜96℃
- Moka Pot火にかけて数分
沸点近く
- AeroPress1〜3分
80〜95℃
- Pour Over2分半〜4分
90〜96℃
- Phin4〜5分
95℃前後
- French Press4〜5分
92〜96℃
- Cold Brew12〜24時間
冷蔵〜常温
作り方の一例
粉と水を1:10ほどで濃いめに作っておき、飲むときに水や牛乳で割る方法が手軽です。
Recipe
Cold Brewの流れ(一例)
粗挽きの粉を用意
50g
水を注いで混ぜる
500g・常温の水
冷蔵庫でじっくり
12〜24時間
こす
紙か布で、細かい粉まで
割って飲む
水や牛乳と1:1が目安
保存は冷蔵で
熱を通していないので、作ったものは冷蔵庫で保存し、数日のうちに飲み切ってください。こしたあとに粉が残っていると、時間とともに味が変わっていきます。細かい粉まで、紙や布でしっかりこしておくのがおすすめです。
浸けるだけではない「水出し」
日本では、水を一滴ずつ粉に落としていく点滴式の器具も、古くから使われてきました。浸けておく方法とは仕組みが違い、より軽やかな味わいになると言われます。
暑い季節に練乳と合わせるなら、ベトナムのcà phê sữa đáのように、Phinで濃く淹れて氷に注ぐ方法もあります。ほかの抽出方法との違いは、抽出方法を比べるで図にしています。


